日々の関わりから体調確認!子どもの体調不良サイン

 

お子さんの体調不良はどこで気が付きますか?

元気そうに見えるけど実は熱があったというケースも結構あり、保育園に預けてからすぐに帰宅なんて経験をされた親御さんもいらっしゃるのではないでしょうか。

 

小さなお子さんは、自分で「お腹が痛い」「熱がある」と伝えることが難しいです。

上手に伝えられる年齢になるまでは、身近で関わっている大人が気づいてあげることが大切です。

 

夏は体調を崩しやすい季節です。

今回は、子どもの体調不良のサイン、不調を見逃さないための日々の関わりについてご紹介します。

 


 

目次

子どもは不調を言葉で伝えられない

夏に多い子どもの体調不良

毎日の体調チェックのポイント

対処に困ったときの相談先

まとめ

 


子どもは不調を言葉で伝えられない


 

子どもたちにとって、自分の身体の不調を言語化することは簡単なことではありません。

体に異変が起きていても、遊びに夢中で自分では気づかなかったり、気づいても言葉で症状を伝えることは難しいです。

だからこそ、子どもの体調の変化に対しては大人がしっかりとアンテナをはっておくことが大切になります。

 

子どもの体調不良のサインには以下のようなものがあります。

 

どれも熱や咳というように症状として分かるものではありません。

生活の中で、毎日その子を見ているからこそ気づけるサインになります。

このようなサインが見られたときは、「気のせいかな」で流さずに、いつもより注意深く観察することが大切です。

 

 


夏に多い子どもの体調不良


 

夏の子どもの体調不良で気になるのは、熱中症と感染症です。

 

◎熱中症

子どもは体温調節機能が未熟なため、大人と比べて暑さに弱いです。

汗をかく機能が発達しておらず、体温を下げるのに時間がかかってしまいます。

 

また、身長が低いため地面からの照り返しの影響も強く受けます。

大人が暑いなと感じるときほど、普段よりも丁寧にお子さんの様子を見ていただくと良いですね。

◎夏かぜ

夏に流行しやすい感染症が、次の「夏かぜ三種」です。

 

手足口病|口の中や、手足に水疱を伴う複数の発しんが出る感染症 

 

ヘルパンギーナ|発熱とともに、のどに痛みと水疱(すいほう)が現れる「夏かぜ」の一種 

 

咽頭結膜熱(プール熱)|アデノウイルスの感染により、発熱(38~39度)、のどの痛み、結膜炎といった症状をともなう小児に多い病気 

 

 

保育所や幼稚園のような集団生活の場は感染が広がりやすく、そこからご家庭にウイルスが持ち込まれることも少なくありません。

予防は、こまめな手洗い・うがい、おむつ替えなどの排泄物の適切な処理、タオルを共有しないことなどがあります。

 

 


毎日の体調チェックのポイント


 

体調確認としてよく行われているのは体温測定かと思いますが、それ以外でもお子さんの体調を確認する方法として以下のことを行っていただけると安心です。

実際に、保育の現場でもお子さんの体調を知るのに「視診」を大切にしています。

 

 

☀朝に見ておきたいこと

寝起きの機嫌(いつもよりぐずらないか)

・顔色が悪くないか

・朝ごはんの食べ具合

・水分の飲み具合

・便や尿の様子

 

慌ただしい時間ですので、丁寧に確認するのは少し大変かもしれませんが、昨日と比べて少しでも違うなという点があれば登園時に保育士にお伝えいただくと安心です。

 

 

☀日中・遊びの中で見えるサイン

・遊びに参加せず座り込んでいる

・いつものテンションが続かない

・「休む?」の声かけに素直に応じる

・おやつを食べない

 

少しでもいつもと違う様子が見られたら、無理をさせずにその子のペースや要求に合わせてあげることも大切です。

「少し休もうか」「お茶飲めそう?」と、選択肢を出して様子を見てあげてください。

 

 


対処に困ったときの相談先


 

子どもの様子がおかしいけど休日・夜間で相談できない、どう対処したらいいか分からない、そんな時は親御さんも焦りますし、不安になるかと思います。

そんな時に頼りになる相談先がありますので、ぜひご活用ください。

 

こども医療でんわ相談(#8000)

夜間や休日に急に体調を崩したとき、電話で小児科医や看護師から症状に応じた適切な対処や受診する病院等のアドバイスを受けられます。

0~15歳までのお子さんが対象となります。

 

こどもの救急(ONLINE-QQ)

気になる症状を選択し、お子さんの様子をチェックすることで、受診の判断目安を提供してくれます。

生後1か月~6歳までのお子さんが対象となります。

 

 

また、「ファミくる」でもお子さんの体調についての相談を受け付けております。

「いつもと違うかも?」「受診した方がいいかな?」など、気になることがありましたらご相談ください。助産師や看護師などの専門家が回答いたします。

 

 

 


まとめ


 

夏は、暑さによる不調も感染症も起こりやすい季節です。

子どもたちが自分の身体の不調を言葉で説明できない分、周りの大人が注意して見守ることが何より大切になります。

 

楽しいイベントも盛りだくさんに夏。

体調の変化に気をつけながら、楽しく過ごされていただければ幸いです。

 

 

 

キーワード:乳児|幼児|体調不良|夏風邪


 

参考文献

1)国立成育医療研究センター:熱中症(熱射病)

https://www.ncchd.go.jp/hospital/sickness/children/heatstroke.html

2)日本気象協会推進「熱中症ゼロへ」プロジェクト:熱中症の症状

https://www.netsuzero.jp/learning/le01

3)厚生労働省:手足口病

https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/hfmd.html

4)厚生労働省:ヘルパンギーナ

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/herpangina.html

5)厚生労働省:咽頭結膜熱

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/pcf.html

6)厚生労働省:子ども医療電話相談事業(♯8000)について 

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/newpage_55223.html

7)公益社団法人 日本小児科学会:こどもの救急

https://kodomo-qq.jp/index.php