「保活」とは、お子さんの保育園入園のためにママさんパパさんが行う保育施設選びやさまざまな手続きのことをいいます。
初めて保活をするという方は分からないことも多く、不安に思うこともたくさんあるのではないでしょうか。
今回は、保育園／幼稚園／認定こども園それぞれの違い、保活を進めていくために必要となってくる保育認定について、また保育料についても解説していきたいと思います。
目次
❚まとめ
保育園/幼稚園/認定こども園の違いについて
保育施設を探していると、○○保育園/○○幼稚園/○○こども園とたくさんの保育施設が出てきますよね。
施設によっての特徴や用途も変わってくるため、園を選ぶ際にはそれぞれの違いを知り、ご家庭にあった保育施設を選ぶようにしましょう。
それぞれの施設でこのような違いがあります。預けられる年齢や保育時間が違うなど施設によって変わってきます。
各園の方針でも異なることもあるため、施設選びの際は直接確認してみることも良いかと思います。
表を参考にしながら施設選びを進めてみてください。
保育認定とは？
保育認定とは、各家庭がどのくらいの保育を必要としているかを判定し、家庭に合った保育サービスが展開されるよう３区分(１号認定・２号認定・３号認定)に分けたものです。
認定区分により、利用できる施設が違ったり、手続きも変わってくるため、保育施設の利用を希望するご家庭はお住いの市町村にて認定を受けましょう。
◇１号認定
→*¹保育を必要とする事由に該当しない３歳以上の子ども。
利用できる施設は、幼稚園と認定こども園。
◇２号認定
→３歳以上で保育を必要とする子ども。
利用できる施設は、保育園と認定こども園。
◇３号認定
→３歳未満で保育を必要とする子ども。
利用できる施設は、保育園と認定こども園、*²地域型保育。
*²地域型保育は、少人数単位で０～２歳までの子どもを保育する事業。(小規模保育、事業所内保育など)
お子さんの年齢、*¹保育を必要とする事由(保護者の就業、疾病・障害など)によって1号認定・２号認定・３号認定になるかが変わってきます。
該当する認定区分によって通える保育施設が変わってきますので注意しながら園探しを進めてください。
認定区分ごとの入園手続き
◇１号認定の場合(幼稚園・認定こども園)
①幼稚園などの保育施設に、保護者の方が直接入園希望を申し込む
②施設から入園の内定を受ける
③施設を通じて市町村に認定の申請をする
④施設を通じて市町村から認定証の交付を受ける
⑤施設と契約をする
◇２・３号認定の場合(保育園・認定こども園)
①市町村に直接認定の申請をする
②市町村が「保育の必要性」を認めた場合、認定証の交付を受ける
③市町村に保育所などの利用希望の申込みをする(入園を希望する保育施設名を記載)
④申請者の希望、保育所などの状況に応じ、保育の必要性の程度を踏まえ、市町村が利用調整を行う
⑤利用する保育施設が決定した後、契約
保育料について
保育料とは、お子さんを保育園や幼稚園などの保育施設に預ける際に支払う料金のことをいいます。
国が定めた上限額の範囲内でお住まいの市町村が定め、上記で説明した認定区分や保護者の収入に応じて算出されます。
多子世帯やひとり親世帯などについては、保育料の負担軽減があります。
例えば、きょうだいで保育施設を利用する場合、第一子のお子さんから順に、第二子は保育料半額、第三子は保育料無料となります。
きょうだいで利用する保育施設が違う場合でも問題ありません。
生活保護世帯や、ひとり親世帯等で市町村民税非課税世帯である場合は、第1子から無料となります。
まとめ
保活を始める第一歩として、今回はそれぞれの保育施設の違い、保育認定について、保育料についてご紹介させていただきました。
初めての経験に、不安に思うママさん、パパさんも多くいらっしゃいますよね。
困った時は、各自治体の相談窓口を利用したり、園見学の際に保育士に確認することも良いかと思います。
「分からない」ことを少しずつ解消しながら、それぞれのご家庭にあった保育施設を見つけていただきたいと思います。
キーワード：保活｜保育園｜幼稚園｜認定こども園｜保育認定｜保育料
参考文献
１）内閣府 よくわかる「子ども・子育て支援新制度」
https://warp.da.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/12772297/www8.cao.go.jp/shoushi/shinseido/sukusuku.html
