【Dr.MTG解説】自閉スペクトラム傾向とマルチタスク:妊娠期の対処法

 

妊娠中は、誰にとっても大変な時期ですが、自閉スペクトラム傾向があるとさらに大変だと感じてしまい、一度に複数のことをこなすのは難しいです。

そのような方が、少しでも楽に過ごせるような具体的な対処法をご紹介していきます。

 


 

目次

タスクを小さく分ける

優先順位をつける

ツールを活用する

まとめ

 


タスクを小さく分ける


タスクを小さく分けることで、全体のタスクをより管理しやすくし、ストレスの軽減にも役立ちます。

大きなタスクを見ると圧倒されがちですが、小さなステップに分けることで取り組みやすくなります。

 

実践方法

1.タスクをリストアップする

日常の家事から妊娠に関連するタスクまで、すべてのタスクを書き出します。

 

2.タスクを細分化する

例えば、「赤ちゃんの部屋を準備する」という大きなタスクを「壁紙の色を選ぶ」「家具を買う」「部屋を片付ける」といった小さなステップに分けます。

 

3.一つずつ取り組む

各ステップに一つずつ集中します。一つのステップが終わるたびに達成感を味わい、モチベーションを保ちます。

 

 


優先順位をつける


すべてのタスクを同時に進める必要はありません。優先順位をつける行うことで、重要なタスクにより集中できます。

 

実践方法

1.重要度と緊急度を評価する

各タスクの重要度と緊急度を考え、緊急かつ重要なものから始めます。

 

2.デイリーのトップ3を決める

毎朝、その日にやるべきトップ3のタスクを決め、そこに集中します。

 

3.柔軟に対応する

妊娠中は体調が変わりやすいので、計画を変更する柔軟性も大切です。

 

 


ツールを活用する


スマートフォンやタブレットなどのツールを使うことで、タスク管理がより楽になります。

 

実践方法

1.カレンダーアプリを使う

スマートフォンのカレンダーアプリに予定やタスクの期限を記録します。

 

2.リマインダーを設定する

重要なタスクや予定にはアラートを設定し、忘れないようにしましょう。

 

3.専用アプリを活用する

タスク管理や時間管理に役立つアプリを使います。これらのアプリはタスクの整理や進捗状況の確認でき、集中力向上のサポートもしてくれます。

 

 


まとめ


タスクを小さく分ける、優先順位をつける、そして管理ツールを活用することで、自閉スペクトラム傾向を持つ妊婦さんが日々の課題を対処しやすくなります。

これらの方法を組み合わせることで、少しでもストレスを減らし、充実した妊娠期間を過ごす手助けになると良いですね。

 

 


執筆者:Dr.MTG

2024.07.02